カルダノ・イーサリアムを繋ぐ「公式NFTブリッジ」構築へ:IOG×Bondly
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output(IOG/IOHK)」は2021年10月22日に、ユーザーがCardano・Ethereumネットワーク間でNFTを移動できるようにする […]
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output(IOG/IOHK)」は2021年10月22日に、ユーザーがCardano・Ethereumネットワーク間でNFTを移動できるようにするために、NFTプラットフォームなどを運営している「Bondly(ボンドリー)」と協力して、CardanoネットワークとEthreumネットワークを接続するクロスチェーンブリッジを構築していくことを発表しました。
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Bondlyと共に「クロスチェーンブリッジ」を構築
Input Output(IOG/IOHK)は2021年10月22日に、ユーザーがCardanoとEthereumのネットワーク間でNFTを移動できるようにするために、NFTプラットフォームなどを運営している「Bondly(ボンドリー)」と協力して、CardanoネットワークとEthreumネットワークを接続するクロスチェーンブリッジを構築していくことを発表しました。
Today with @BondlyFinance we're announcing our collaboration on the creation of a cross-chain ‘bridge’ to connect the #Cardano and Ethereum networks, allowing users to move their #NFTs between networks. Read more on the Bondly blog:https://t.co/8fYZFUhjIn pic.twitter.com/g9g7B2QeTk
— Input Output (@InputOutputHK) October 21, 2021本日「Bondly Finance」と共同で、CardanoとEthereumのネットワークをつなぐクロスチェーンの「ブリッジ」を作成して、ユーザーがネットワーク間でNFTを移動できるようにしていくことを発表しました。詳細は以下のBondlyのブログをご覧ください。bit.ly/3jjinzx
Bondly(ボンドリー)は、音楽・アート・ゲーム・スポーツなどといった様々な分野に関連したNFTサービスを展開しているプロジェクトであり、「BINANCE・Chainlink・Atari・OKEx Blockchain Ventures・Plasm Network」などをはじめとした様々な企業・団体とパートナーシップを結んでいる他、今年9月にはブロックチェーンゲーム開発などでも知られる大手企業「Animoca Brands」がBondly株の過半数を取得する契約を締結したことなどでも大きく報じられています。
環境に優しいカルダノにNFTを簡単移行
IOGとBondlyは今回のパートナーシップを通じて、カルダノとイーサリアムのネットワークを繋ぐ「公式のクロスチェーンブリッジ」を構築するとのことで、公式発表では『公式ブリッジによって、NFTクリエイターはエネルギー消費の大きいイーサリアムブロックチェーンから環境に優しいカルダノブロックチェーンにNFTを簡単に移行できるようになる』と説明されています。
公式ブリッジが構築されることによって、NFTクリエイターはビットコインの400万倍のエネルギー効率を持つ環境に優しい代替手段を選択することができるようになります。また、カルダノブロックチェーンはNFTの作成と移転において、クリエイターに価格の予測可能性と安定性も提供します。
パートナーシップの最初のプロジェクトとなるこのブリッジの開発により、NFTクリエイターはエネルギー消費の大きいイーサリアムブロックチェーンからカルダノブロックチェーンにNFTを簡単に移行できるようになります。
Bondlyは『IOGと共同開発されるこのブリッジは、イーサリアムのPoWソリューションのエネルギー効率の悪さに対抗するために、NFTクリエイターに環境に優しいNFTソリューションを提供する』と述べており、『現在のビットコイン・イーサリアムは、オマーンとコロンビアに相当する量のエネルギーを使用しているが、カルダノは家庭用エネルギー相当しかエネルギーを使用しない。また、カルダノは価格の予測可能性と取引コストの安定性を提供しており、クリエイターは取引の損失や予期せぬコストの上昇といったリスクを負うことなくNFTの鋳造や送金を行うことができる』と説明しています。
CardanoとEthereumを繋ぐ公式ブリッジは2022年初頭頃にリリースされる予定とのことで、Bondly社は「Cardanoのスマートコントラクト機能提供開始を記念したエコフレンドリーなNFTの特別シリーズ」と「クロスチェーンブリッジの開始を記念したNFT」を発行するとも報告されています。
Bondly・IOG代表者からのコメント
「Bondly」のCEOであるHarry Liu氏と、「IOG」のCEOであるCharles Hoskinson氏は、今回のパートナーシップ・ブリッジ構築について次のようにコメントしています。
【Bondly:Harry Liu氏】
イーサリアムとカルダノの間にクロスチェーンのNFTブリッジが構築されることは、レガシーなブロックチェーン技術から最も注目されている『第三世代』ネットワークの一つへの移行において極めて重要な瞬間を意味します。当社はNFTムーブメントの先駆者の一人として、NFTの進化の次の段階を告げるインフラの構築に重要な役割を果たしていきます。
【Input Output:Charles Hoskinson氏】
私たちはエネルギー効率を考慮して「Cardano」を構築しました。だからこそ、Bondlyとのパートナーシップは非常に重要です。Bondlyとの提携によって、NFTクリエイターは環境面で妥協することなく、トークン作成のための主要なソリューションにアクセスできるようになります。
また、Bondly社は相互運用性に対する我々のコミットメントを共有しています。私たちは、エンドユーザーがどのブロックチェーンを使用しているかに関わらず、シームレスな体験ができて初めてブロックチェーンの大規模な普及が実現すると考えています。今回のようなブリッジはそれを実現するものです。
イーサリアムのブロックチェーン上では既に様々な種類のNFTが発行されていますが、CardanoとEthereumを繋ぐNFTブリッジが構築されることによって、今後はそのようなNFTがCardanoブロックチェーン上でより効率的に取引できるようになっていくと期待されます。
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