【Cardano Africa 2021】Input Output「World Mobile Group」と提携
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発を担当している「Input Output Global(IOG)」と、ブロックチェーン技術を用いたモバイルネットワークを構築している「World Mobile Group」 […]

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発を担当している「Input Output Global(IOG)」と、ブロックチェーン技術を用いたモバイルネットワークを構築している「World Mobile Group」は2021年4月30日に、Cardanoのアフリカ関連プロジェクトについての発表が行われたイベント『Cardano Africa 2021』の中で両社のパートナーシップについて発表を行いました。
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Input Output「World Mobile Group」と提携
「Input Output Global(IOG)」と「World Mobile Group」は2021年4月30日に、Cardanoのアフリカ関連プロジェクトについての発表が行われたイベント『Cardano Africa 2021』の中で、両社の新しいパートナーシップについて発表を行いました、
「World Mobile Group」はブロックチェーン技術やトークンを活用したモバイルネットワークを構築している企業であり、インターネット接続を持たない世界中の40億人の人々にネット接続を提供するために、手頃な価格のネットワークノードを地元の事業者に販売して、仮想通貨報酬を共有しながら人々をインターネットで繋ぐための環境を構築しています。
「Input Output」と「World Mobile Group」は今回、アフリカのデジタル・金融・社会サービスへのアクセスを民主化するためのパートナーシップを発表しており、『両社はザンジバルとタンザニアを皮切りとして、再生可能な太陽光発電エネルギーを使用して、持続可能なインターネット接続環境を実現することを目指している』と説明しています。
具体的には『インターネット接続のローカルリレーとして機能する、カルダノブロックチェーンのインフラに基づいた手頃なネットワークノードを地元の事業者に提供する』とされており、これらのネットワーク加入者はCardano基盤の分散型IDソリューションである「Atala PRISM」にアクセスできるようになるため、デジタルバンキング・医療・教育などのサービスを利用できるようになると報告されています。
「World Mobile Group」はすでに大学をインターネットに接続しており、ザンジバルとタンザニアの大都市圏にスマートビレッジを作成していますが、今回の提携によってWorld MobileユーザーはCardanoブロックチェーンを介して検証可能なデジタルIDを作成し「銀行・医療・教育・人権保護」などといった重要なサービスにアクセスできるようになるとされています。
アフリカの人々にインターネット接続環境を
アフリカでは人口の半分以上である7億人以上の人々がインターネット接続環境を有していないため『一部の人々は教育・銀行・医療などの基本的なサービスを利用できない』といった問題が発生していました。
Input Outputが提供するCardano基盤の分散型ID「Atala PRISM」は、様々な個人情報を安全に記録することができるデジタルIDとして機能するため、インターネット接続を持たない人々に各種サービスへのアクセス環境を提供するたの重要な一歩になると期待されています。
World Mobile Groupは『ザンジバルとタンザニアの大都市圏で実施された調査は、"コミュニティが独自の持続可能なスマートビレッジを作成し、自分たちをつなぐことができる"という実例である』と述べており、『彼らのネットワークは約2年間稼働しており、地元の漁師はビジネスを成長させて利益を5倍にし、地元の店やレストランの数を3倍にすることができた』と説明しています。
World Mobile Groupは現在『2022年の第1四半期までに数十万の顧客をつなぐこと』を目標として、より大規模なプロジェクトを進めているとのことです。
両社代表者のコメント
「World Mobile Chain」のCEOであるMicky Watkins氏と、「Input Output」のCEOであるCharles Hoskinson氏は、今回の提携について次のようにコメントしています。
【World Mobile Chain:Micky Watkins氏】
私たちはみんな1つの惑星に住んでいますが、その一部の人々は何年もの間無視されており、第三世界とさえ呼ばれています。Word Mobileは所有権・ガバナンス・IDの機能によってユーザーに権限を与え、全ての人々が接続できるようにするための新しいネットワークを構築しました。「Input Output」と提携できたことを非常に嬉しく思います。私たちは共に努力し、新しい世界を切り開いていきます。
【Input Output:Charles Hoskinson】
「World Mobile Group」への出資はアフリカ大陸における長期的な取り組みを示すものです。私たちは、ブロックチェーン技術を「社会的利益のための強力な力」と見なしています。私たちのデジタルIDソリューションである「Atala PRISM」によって、以前までは身元を確認できず、医療などの重要なサービスを利用することができなかった人々が、それらのサービスを利用できるようになります。
また「Atala PRISM」は、市民が資格や財産所有権文書などの重要な文書のバックアップコピーを提供できるようにします。これにより、帰国した難民の人々は家を取り戻すことができます。最終的には、地理的な場所・文化・背景に関係なく、誰もが平等にアクセスできるグローバルマーケットプレイスを作成したいと考えています。
発展途上国、特にアフリカは、ブロックチェーン技術の世界的な採用をリードすることになるでしょう。発展途上国の成長は「基盤となるインフラの欠如」によって妨げられてきましたが、今後はそのようなインフラの欠如が有利に働き始める可能性があります。
従来のインフラが欠如していることによって「ブロックチェーン基盤のインフラ」へと比較的少ない摩擦で移行することができるため、発展途上国は次世代インフラを採用することによって先進国へと飛躍する可能性があります。長年の準備期間を得て、これらのテクノロジーはそれを実現できるところにまで成熟しました。
アフリカ地域での技術活用に積極的に取り組んでいるCardanoチームは、その他複数の分野でも技術活用を進めており、先日は教育分野での「Atala PRISM」活用に向けてエチオピア政府と提携したことも発表されています。「カルダノ×アフリカ」の各プロジェクトの詳細は『Cardano Africa 2021』の公式サイトでも確認することができます。
>>「World Mobile Group」の発表はこちら
>>「Cardano Africa 2021」の公式サイトはこちら
2021年4月30日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は仮想通貨市場全体の下落に伴い一時的に110円付近まで下落していたものの、その後は再び回復しており、2021年4月30日時点では「1ADA=142.68円」で取引されています。
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