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11/24/2021

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Cardano:ネットワーク拡大に向けた「調整プログラム」実施へ|ブロックサイズは12.5%増に

カルダノ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output(IOG/IOHK)」は2021年11月22日に、今後予想されるCardanoネットワークの大規模な成長を支えるための「ネットワーク調整プログラ […]

Cardano:ネットワーク拡大に向けた「調整プログラム」実施へ|ブロックサイズは12.5%増に

カルダノ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output(IOG/IOHK)」は2021年11月22日に、今後予想されるCardanoネットワークの大規模な成長を支えるための「ネットワーク調整プログラム第一弾」をまもなく開始することを発表しました。この調整によって、ブロックサイズが72KBへと12.5%増加され、Plutusスクリプトメモリーユニットも1,125万に拡大されると報告されています。

こちらから読む:Bybit、ジャスミーコイン取扱い開始「暗号資産」関連ニュース

今後の成長を支えるための調整プログラムを実施

Input Output(IOG/IOHK)は2021年11月22日に、Cardanoネットワークの今後の成長を支えるための「ネットワーク調整プログラム第一弾」をまもなく開始することを発表しました。

カルダノ(Cardano/ADA)はこれまでに実施されてきた複数回のアップデートで「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」を基盤とした分散化されたネットワークを構築し、分散型アプリ開発などで重要となる「スマートコントラクト」の機能も実装していましたが、今回の発表では『PoSネットワークがしっかりと確立され、スマートコントラクトのコア機能がデプロイされた今、私たちは最適化・スケーリング・ネットワークの成長に焦点を当てた"Bashoフェーズ"に向かっている』と説明されています。

Basho(バショウ)とは「最適化・スケーラビリティの改良・ネットワークの相互運用性」に焦点を当てた開発段階であり、Cardanoの技術が大規模に活用された場合にもネットワークがそれに絶えられるようにするための重要な性能向上が行われる予定となっています。

スマートコントラクトやネイティブトークン発行機能などが追加されたことによって、Cardanoネットワークでは急激に取引量が増加してきているとのことですが、「ウォレットコネクター」や「Plutusアプリケーションバックエンド(PAB)」などを含むコアコンポーネントが完成してメインネットに統合されるとネットワークアクティビティがさらに大規模に増加すると予想されるため、今回のネットワーク調整プログラムはそのようなCardanoネットワークの拡大を支えるためのものとなっています。

IOHKの公式発表では、今回のネットワーク調整プログラムで実施される具体的な変更点として以下2つの調整が報告されています。

ブロックサイズを12.5%増加させ「72KB」に

調整の1つ目としては「ブロックサイズを8KB増加させて72KBにすること(12.5%増)」が挙げられています。ブロックサイズが大きくなれば、1つのブロックにより多くのトランザクションを含むことができるようになるため、ユーザーに提供する容量が増えることになります。

Cardanoでは2020年11月時点で「1日あたり10,000未満」だったトランザクションが「1日あたり200,000超」にまで増加しているとのことで、新しい分散型アプリケーション(DApps)がリリースされ始めるとトランザクションがさらに増えることになると予想されますが、ブロックサイズが増加することによってそのような取引の増加にも耐えることができるようになると期待されます。

Plutusスクリプトメモリーユニットも1,125万に拡大

調整の2つ目としては「トランザクションごとのPlutusスクリプトメモリーユニットを1,125万に拡大すること(12.5%増)」が挙げられています。

Plutusメモリー制限を拡張することは「より洗練されたPlutusスクリプトを開発できる」または「既存のスクリプトがより多くのデータアイテムを処理できる、並行性を高められる」または「その機能性を拡張できる」ことを意味するとのことで、『これはDApp開発者に非常に喜ばれるパワフルな変更であり、Plutusスクリプトの実際の機能を大幅に強化する、メモリーユニット設定に対する一連の変更の第一弾である』と説明されています。

メインネット適用は「2021年12月2日」を予定

これらの変更は、2021年11月25日にテストネットで適用される予定であるとのことで、テストネットで正常な稼働が確認された場合には「日本時間2021年12月2日6時45分(エポック306)」にメインネットでの適用が実行される予定だと報告されています。

ブロックチェーン技術を活用したアプリケーションやサービスが正常に機能するためには、基盤となるブロックチェーンの性能が非常に重要となるため、今回の調整は今後のCardanoエコシステムの発展にとって非常に重要な変更であると考えられます。

一連の開発が無事に完了すれば、将来的により快適な環境でDAppsやサービスを利用することができるようになると期待されるため、今後リリースされるCardano基盤のアプリケーションにも注目が集まります。

>>「Input Output」の公式発表はこちら

2021年11月24日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格

カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は今年9月に326円付近まで上昇したものの、その後は下落傾向が続いており、2021年11月24日時点では「1ADA=195.95円」で取引されています。

>>ADAを取り扱う暗号資産取引所「BINANCE」はこちら

2021年5月29日〜2021年11月24日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)2021年5月29日〜2021年11月24日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)

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